ゴルフをやっていれば誰も「なんでプロはあんなに飛距離が出るんだ」と考えた事があると思います。
女子プロゴルファーでも、アマチュアの男性を優に超える飛距離を出すのは普通ですし、男性プロゴルファーはアマチュアからすると異次元の世界です。
「プロだから違うだろ」というのは当たり前ですが、なぜこんなにも違うのでしょうか?
今回はプロとアマチュア飛距離の違いについて解説します。
目次
プロのアイアンショットはインパクトがそもそも違う
男子プロの試合などを見ていると「7Iで170ヤード」「5Iで200ヤード」なんてアマチュアに考えられない番手で打っています。
プロとなるとヘッドスピードや、筋肉量などそもそも体が違うと言うのもありますが、最も違うのはインパクトの仕方がアマチュアは全く違います。
一般人のアイアンショットの8割はすくい打ちになっています。
それに対してプロはダウンブローでボールを捉えています。
ダウンブローというと「ボールを潰すようなインパクト」というボールを上から叩くようなスイングをするイメージがありますが、そうではありません。
スイング自体は特別違った事はありませんが、プロの場合「クラブの最落地点がボールをインパクトした先にある」という違いがあります。
だからプロは、ターフが綺麗に取れ、強烈なバッグスピンが掛るのです。
この強烈なバックスピンによって球が上がり飛距離が伸び、最落地点よりも前にインパクトすることで、ロフトが立った状態でインパクトし、飛距離が伸びるのです。
初心者の場合、クラブの最落地点がボールの手前でダブったり、すくい打ちになっています。
中級者でも多くの人は、ボールの位置がクラブの最落地点になるためプロのようにダウンブローには捉えられていません。
ヘッドスピードとインパクトの正確さ
男子プロと平均ヘッドスピードは国内で約49km/秒前後、海外では51km前後です。
アマチュアの男子は平均40km/秒前後ですので、10km/秒ほど違いますので、ボールの初速のが全く違います。
初速が1変わるだけで7ヤードほど変わると言われています。
そして、インパクトの正確さです。
アマチュアはトゥやネックなど、その時その時でフェースのいろんな所でインパクトしていますが、プロはほとんどブレなくフェースの真ん中でボールを捉えています。
トーナメントなどでクラブを直接見るとわかりますが、本当にフェースの真ん中だけが色が変わっています。
これだけ正確にボールを捉えていると、クラブの性能を最大限に引き出し、クラブに仕事をさせているという事です。
まとめ
この他にもスイングの細かい所を含めれば沢山違いがありますが、アイアンショットにおいて、明確な違いはダウンブロー、ヘッドスピード、正確なインパクト、この3つになります。
アマチュアが、プロのようなヘッドスピードやダウンブローを身に付けるのはなかなか難しい事ですが、正確なインパクトを突き詰める事でショットの正確性と飛距離は格段に良くなります。
まずはインパクトから意識して練習しみてはいかがでしょうか?