近年はスキーと変わらないくらいスノーボードを趣味としてやっている人が沢山増えました。
カッコいいイメージが強いので「一度やってみたい」という方も多く、多くのスキー場では初心者や若者がスキー場を利用しやすい価格、環境が整っています。
しかし、スノーボードはとても怪我をしやすいスポーツでもあります。
滑り方や転び方など、ちゃんとわかっていないと大怪我をする可能性があるので、事前に怪我防止の対策をする事が大切になってきます。
そこで今回は、スノーボードで多い怪我の紹介と怪我防止の対策について紹介します。
スノーボードでの怪我について
スノーボードは山の上から様々な斜面を滑り降りるスポーツなので、斜面の角度や滑り方によってはとてもスピードが出るスポーツなので、転倒などをすると体への衝撃は凄く強いです。
倒れ方によっては筋肉を痛めたり、膝の関節を痛めてしまう事もあります。
そして、足も両足繋がっているため転倒時に受け身を取りづらく、顔が山側を向いた状態で後ろ(谷側)に倒れてしまう「逆エッジ」と呼ばれる倒れ方をすると、斜面のため90度以上後ろに倒れるため首への衝撃はとても強い物になります。
これによって鞭打ちのような場になったりする事もあります。
また、雪の状態によっては氷のように固まったアイスバーンになっている場合もあり、上記のような転び方をすると骨折や頭を強く打って、脳震盪を起こす可能性もあります。
怪我防止にするべき事
スノーボード初心者は、斜面の恐怖心、スピードの恐怖心、両足が繋がっていてバランスの難しさから来る恐怖心で、ほぼ絶対に転びます。
ただし、怪我のし難い転び方やプロテクターをする事で予防する事ができます。
プロテクターは必須
「プロテクターはダサいから嫌だ」なんて思う方も多くいると思いますが、インナータイプのプロテクター付きインナーはウェアの下に着る物なので、目立ちませんし、つけた方が絶対に後悔しません。
腕や上半身、膝も大事ですが、1番重要なプロテクターはお尻です。
尻餅をつく事が多く、ゲレンデがアイスバーンだとお尻から倒れた拍子に尾てい骨にヒビが入ってしまうという怪我がとても多くあるからです。
転び方
次に転び方ですが、お尻の次に怪我をしやすいのが腕や手首です。
人間は転ぶと反射的に手が出るため、スピードが出た状態で転んで手をつこうしてしまうと、衝撃が強すぎて痛めてしまったり、最悪骨折してしまう事があります。
だからこそ、自分の実力にあったスピードで滑り、転びそうになった時は手を出さないように、体から受け身を取るようにしましょう。
まとめ
怪我防止としては上記以外に、雪のコンディションが良い状態の日を選ぶ事も大切です。
日によってはアイスバーンでとても固く、初心者にはより一層の恐怖心が生まれ、転ぶ回数も増えやすく、怪我をしやすい環境でもあります。
だからこそ経験者は、圧雪が固すぎない、新雪のふかふか感が感じられるようなゲレンデ、コンディションを選んであげる事も大切です。
このような事を事前に準備して初のスノーボードを楽しみましょう。